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TOZ・スレイとミクリオに関しての感想まとめ。 その3 

 

4年目も楽しくいきましょう!

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7/29 暑さに負けず追加
2019/3/3 花粉に負けず追加

その1⇒http://nexustar.blog.fc2.com/blog-entry-398.html
その2⇒http://nexustar.blog.fc2.com/blog-entry-516.html


この前の話なのですが、こんなことを言われているのを見かけました。
「スレイってミクリオがいなければ何も出来ないけど、ミクリオはスレイがいなくても何でも出来るよね」

見た瞬間に、「そっ……そんなことはないぞ!!スレイだっていろいろ一人でできるぞ!!」と反論したくなった私なのですが、まず反論するにはその反論を裏付ける事実というものが必要です。
いや、スレイは一人で料理できるじゃないか!!!ってところからまず考え始めたのですが、ミクリオがいないと料理もできないとかだったらさすがにアレじゃないですか……って考えたところで、……いや、スレイはおやつ作れないぞ……でもソフトクリーム大好きってことは間違いなくミクリオにおやつ作ってもらう毎日だったってことだろ……。「好物なのに、自分で作れない」という事実に気づきました。待って、本当にこの導師はミクリオがいなければ何もできないのか!?いや違うぞ!!きっとミクリオに焼いた魚とかちゃんと提供してあげてるはずなんだ!!!!ミクリオだったら魚を炭にするから!!!うん!!きっとそう!!!ミクリオの家は常に焦げ臭いんじゃないだろうか!!!

……というところで、ここだけだと全く反論にならないので、イズチの暮らしではなく、旅に出てからのことを考えました。そこで真っ先に浮かぶのが、ミクリオと喧嘩したときに神依を自力で解くことも出来ないポンコツ導師のことなのですが……いや……本当にミクリオがいないと何も出来ないのか……?違うだろ……そもそも喧嘩したときにミクリオがどういう行動を取っていたのかが分からない限りはイーブン……イーブンだから……もしかしたらミクリオだって、スレイを追いかける過程でポンコツ天族になっていた可能性だって……1%ぐらいは……あるだろ…………(ポンコツ天族っていう単語の語感が可愛い)

考えれば考える度に反論できなくなっていく自分。いや、他にきっと何かある!!!とまた考え始めたところで、ふっと思ったことがあるのです。

確かに、スレイはミクリオがいないと何も出来ない、のかもしれない……。でも、「何も出来ない」という状況にはまずなり得ません。

なぜかって?
それはつまり「ミクリオがいれば何でも出来る」ってことであって、「スレイの隣にはいつもミクリオがいるから」です。「ミクリオがいない」という状況は(喧嘩などの一時的なイレギュラーがなければ)そもそも起こりえないから、「何も出来ない」ということにはならない。
だから、ポンコツ導師のままなんかじゃなくて、災禍の顕主と相対する、稀代の導師にまでなれるのです。ゲームでもミクリオとは本当にずっと一緒ですしね……。ミクリオ離脱するところって喧嘩のところと霊応力麻痺するところだけ……だよね……?(アリーシャ編はスレイ出てこないので割愛)

これは勝手な想像でしかないのですが、ミクリオだって、スレイなんて知らない、嫌いだ!って思いになったことは絶対あると思います。それでも、ミクリオはずっとスレイの隣に居続けた。居続けただけじゃないです。一人で旅に出ようとしたスレイを追いかけてくるほど。(あそこ、「スレイはかならず来る」という自信があったからスレイを出待ちしていたってことになるので結構とんでもないシーンだよね)
何がいいたいかと言うと、「スレイはミクリオがいないと何も出来ないのかもしれないけど、そんなスレイをミクリオは放っておくわけがなかった」ということ。放っておくわけがなかった結果が、あのゼスティリアの結末。

そもそも、「何も出来ない」ってわけじゃないと思うんだ。何も出来ないって否定の言い方になってしまうからあまり好きではなくて、だから反論したかったのです。「ミクリオがいないと何も出来ない」んじゃなくて、「ミクリオがいたから成し遂げられた」ってことなんじゃないかな。それが曲解されてしまうと「ミクリオがいないと何も出来ない」になってしまう。

「ミクリオはスレイがいなくても何でもできる」というのはごもっともの話だと思う。だって、ミクリオはスレイと一緒にいない時間のほうが圧倒的に長いですからね。なんでもできなければおかしいです。逆に言えば、スレイの(作中で描かれた限りの)人生の大半はミクリオと一緒じゃないですか。何をするのもきっとミクリオと一緒だった。それならミクリオがいないと何も出来ないって言われるわ……しゃーない……そもそもミクリオ居ないと神依も自分で解除できないって作中で描かれたりしてるしな……

それならどうしてミクリオはスレイを放っておかなかったんだろうかという話。これはちょくちょく話に出てくるテイルズオブ大全が詳しいですね。「スレイと一緒にいるのが自分の役目だと信じて疑っていなかったから」です。…とんでもねえこと言ってるなこの水の天族って自分で書いてみて思ったけどこれ公式なんですよ……
スレイは「人間」というとっても弱い種族だから、「天族」である自分が一緒にいるのは当然。放っておけない。そういう目線から、スレイの隣に自分がいるという居場所が確立して、互いに一緒にいるのが当たり前になっていった。ずっと一緒にいられるわけではなくなってしまうけれど。
(これは今回の話とは全く関係ないけど、スレイと出会わないまま、人間と出会わないままミクリオが天族として育っていったらどういう性格になっているのかがちょっと気になる。それほどまでに、ミクリオの性格形成にはスレイの影響がとても大きいと思うので)

ミクリオはスレイがいなくても何でもできるというのはそりゃそうだと思うけど、スレイが居なければ絶対にできないことがありますよね。「自分の夢を叶える」ということです。
世界中の遺跡を巡って、人と天族が共に暮らせる世界にしたい。そんな夢をスレイは持っていて、ミクリオだって同じ夢を持っていた。でも、これはミクリオ一人で叶える夢ではない。種族的なことを言うなら、スレイが旅をする前の世界をミクリオが一人で旅ができるわけない(穢れが蔓延しているという意味で)からそもそもスレイが居ないと世界中どこまででも行くことは出来ない……というのはあるのですが、「人と天族が共に暮らせる世界」を、「天族一人で」作れるわけがない。「人間一人で」でも作れるわけがないです。人と天族が共にいて叶える夢。だから、夢を叶えるということは、きっとミクリオ一人じゃ出来ない。

……それが、ミクリオがスレイといつも一緒にいる理由の一つなんだろうな。スレイと一緒だから夢が叶えられる。……いや、スレイという人間と、ミクリオという天族が共に暮らせる小さな世界はすでにイズチという場所にあった。でも、スレイ一人で旅に出られたら、自分の夢が叶えられない。それはスレイも同じはずなんですけど、スレイはミクリオも同じ夢を持ってるって事実をミクリオ自身に言われないと気づけないので……

だから、スレイはミクリオがいないとダメ!!とか、ミクリオはスレイがいなくたって大丈夫!!とか、もう考えるのも野暮だな……別に反論しなくていいかな……と、大全を読んでいるのが現在の私です。ダメとか大丈夫とかじゃなくて、二人が旅に出る前から、旅に出た後でも、そして、スレイが大きなことを成し遂げた後でも一緒にいる事実というのが大事だと思うから……


ところでここ、勝手にワンライ参加したので1時間で書きました。もっと書ける気がしてたんだけど……



(7/29追記)
今回は、少し前にレイズで出てきた以下の会話について書いていこうと思います。そういえばこのブログではまだ触れていなかったんですよ。
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「おいしいしかいわない……?」ってカタコトになりそうだった。……いや、うん、薄々気づいてた。スレイってミクリオの作ったものなら何でも美味しいよ!!とか言い出しそうな所あるって。うん。本当だった。これは公式ではなくレイズですが、レイズのシナリオはもはや半公式のようなもののため私は信じることにした。

そこで、ここまで色んな所で、ミクリオが作ったおやつをスレイが褒めているところってあったなって思ったので、今回の議題は「胃袋を掴まれた導師」です。

さてさて、まずは、今までの公式媒体でスレイがミクリオの作ったソフトクリームやらなんやらについて言及しているものを集めてみました。

「ミクリオもソフトクリームとか、なにか作ってくれよ。」(小説版下巻)
「やっぱりミクリオのおやつはおいしいなあ」(導きの刻第3巻)
「ミクリオの作るお菓子は絶品だもんな!」(テイフェス10周年キャラマイド)
「ミクリオが作ったソフトクリームが世界で一番美味しいよ!」(TOZ-X BD上巻特典『導師の休日』)
「ミクリオの作るバニラソフトクリームって美味いよな~! どうすればあんなふうに作れるんだろ?」(アスタリア・水神依スレイのボイス)
「ああ。なんとなくわかるかも。ミクリオのアイスクリームって、お店のとは違って独特なんだけど、そこがいいんだよ。」(レイズ・スイートピア遺跡イベ)
『ミクリオがソフトクリームを作れなくなった!スレイの反応は?』『泣きながら、自分で作り始めた。』←new!


調べてて頭痛がしそうだった。
もっとあると思うけど私の理性がストップを掛けてきた。無理ない。

この「胃袋を掴まれている」というか「ミクリオが作ったおやつで胃袋ができている」という感じ。だから「美味しい」しか言わないんじゃないか……?

冒頭のレイズの話に戻りますが、カノンノ達が美味しい!って言って、「ほら! みんな美味しいって言ってる!」ってスレイが笑顔で言うんですけど、その後にミクリオが「いや、君の美味しいは他の人と意味が……。まぁ、みんな気に入ってくれたならいいか。」って返します。つまりどういう意味だってばよ!?!?となってしまうのは仕方のないことだと思います。ええ。ここを見に来ている皆様ならこれがどういう意味なのかを考えたことがあると思います。だから私も考えてみました。

つまりスレイが言う美味しい≠他の人が言う美味しい、ということです。単純に考えれば「スレイの味覚がおかしい……?」ってどこぞの味覚がなくなってしまった災禍の顕主様みたいなことになりそうなところですが、もちろんスレイはそんなことはないはず。

ミクリオが作ったものなら何でも「美味しい」って言ってしまうから「他の人とは意味が違う」じゃないのかな。どんな味だとしても……例えば隠し味を入れてみたりだとか、そういうことをしても、スレイから帰ってくる感想って具体的なものではなくて「美味しい」という漠然とした感想なのでは。本当にスレイはそう思っているのだとしても、言われる側からしてみたらもっと具体的な感想を聞きたいような気もするのです。つまりスレイの「美味しい」が他の人にとっての「美味しい」なのかは分からない。だからスレイからの感想だけを参考にするのは……って思っている。

ただ、ミクリオが作るおやつって、スレイにとっては間違いなく「美味しい」のです。
スレイの言う「美味しい」が他の人が言う「美味しい」と意味が違っていたとしても、スレイにとっては何の問題もありません。だって、他の人がどう思うかは分からなくても、自分にとっては美味しいんだから。ミクリオのおやつを食べられるんだから。だからミクリオがソフトクリーム作れなくなったら泣いちゃうんですよ。

つくづく思うのは、スレイってミクリオの作るおやつの一番の宣伝係なんだなあということ。初めて出会った人に対して「なんだかお腹が空いてきたから、ミクリオにおやつ作ってもらうよ。ミクリオのおやつはすっごく美味しいんだ!食べたらわかるよ!」とか、ミクリオが何も言っていないのに言い出しそうじゃないですか。そんなことを言われたらミクリオもおやつを作らざるを得ない。
もしかして、そんな風にずっとやってきたから、ミクリオのおやつ作りの腕はすごく上達したんじゃ……?ミクリオがおやつを作り始めたのはスレイに食べさせてあげるためだったのでしょうが、作ってあげる相手の範囲がスレイ以外にまで広がったのは、スレイが「美味しい」って言い続けたからじゃないだろうか。すごい宣伝係。ミクリオのおやつのインフルエンサー。

スレイの「美味しい」は一見すると本当に単純な感想で、おやつの味見という点だったらまったく役に立たないのかもしれないけど、その「美味しい」という感想が周りに広まれば、皆がミクリオのおやつの魅力に気づき始める。味見とはまた別の点で、スレイはミクリオのおやつ作りの手伝いをできているんじゃないかな?

…自分の作ったものをずっと美味しいって言ってくれるのって、本当はミクリオも嬉しいんじゃないかな。言われまくって慣れているだけかもしれないけど、一番最初に、美味しいって言われたとき、ミクリオはどう思ったんだろう。
どう思ったのかは、「今もミクリオはおやつを作り続けてて、スレイはそれをいつも美味しいって言いながら食べている」というところからはっきりわかりますね。自分がやっていて嫌なことをミクリオはやり続けるわけがないです。その根底にあるのは、初めて自分が作ったおやつを、一番最初に食べた相手が美味しいって言ってくれたこと……そして今でも言い続けてくれていること、だったらいいなあ。



(2019/3/3追記)
だいぶ前なんですけど、、エクシリア(ジュード編)をクリアしました。
プレイする前はジュレイが気になっていたんですけど、実際にプレイしてみたら「もしかしたらジュードとレイアがくっつく道もあるにはあるのかもしれないけど、ジュードくんずっと研究して独身のままって十分有り得そうだしジュミラの魂の結びつきが強すぎる……」って考えるようになりました。(エクシリア2の内容は一切知らないのでエクシリア2のことは考慮していません)
私は「主人公に幼馴染がいたらそのキャラとくっついてほしい!」というわけではないんですけど、私が今までプレイしてきたテイルズ、たいてい、幼馴染(女)と主人公がくっつく……みたいな印象があったので、正直言うとエクシリアは意外でした。

しかも、主人公と幼馴染(男)の沼にハマって4年が経ちましたから、余計にテイルズ主人公と幼馴染って結構特別な関係性あるんじゃないかと思いまして。

……というわけで今回のテーマは「幼馴染」です!!!

もう皆様お分かりの通り、スレイとミクリオは幼馴染です。では、まず最初に「幼馴染」の定義をおさらいしてみましょう。幼馴染とは「幼い頃から仲が良い人、あるいは物心ついたときからの顔馴染みなどを意味する表現」。具体的に何歳ごろからの友達なのかは定義されていないみたいです。

スレイとミクリオの関係性っていろんな表現の仕方があります(相棒とか友達とか)が、幼馴染ってこの2人を表す上で結構使われている表現なのではないでしょうか。というわけで調べてみました。スレイの紹介で「ミクリオの幼馴染」と書かれることはほぼないので、ミクリオの紹介部分を一部抜粋してみました。


ゲーム取説・漫画版:赤ん坊の頃からスレイと一緒に成長してきた天族の少年(漫画版だと「青年」表記)

小説版:幼いころからスレイとともに育った、つねに冷静沈着な天族の青年

アスタリア:イズチで育ったスレイの幼なじみで、天族の青年

テイルズオブ大全:スレイと兄弟同然に育った水の天族で、幼少時から古代遺跡への夢を育んできた親友

設定資料集:水の天響術を操る、天族の青年。赤ん坊の頃からジイジのもとでともに育ったスレイのことは、兄弟同然にして無二の親友であると同時に、ライバルとも思っている。

テイルズオブメモリア:天族の杜で、スレイと兄弟のように育った水の天族

いのまた先生のキャラクター仕事本:スレイの幼なじみで、いちばんの友達であり理解者


この辺にしておきます。思っていたよりストレートに「幼馴染」って書いているものは少なかった。説明していることはだいたい同じなのですが、いろんな表現があるんだな……

ミクリオを紹介するにあたって「スレイの幼馴染」と書くと、ミクリオを知らない人でも、ミクリオがだいたいどういうポジションなのかがわかるじゃないですか。幼い頃からずっと一緒にいたんだな、そして一緒に旅に出るんだなと。ミクリオというキャラクターを構成するのに「スレイの幼馴染」という要素はめちゃくちゃ大きいんですね。

ただ、前述したとおり、スレイの紹介に「ミクリオの幼馴染」と書かれることはまずありません。それは主人公だからというのが一番大きいでしょう。

でも実際にプレイしてみると、「ミクリオの幼馴染」という要素がどれだけスレイにとって大きいかというのがわかるというか……。幼馴染だからミクリオのことを大切に思って最初は陪神契約を拒んだり、幼馴染だから過去に一緒に遺跡探検してて、それが2人の共通の趣味になったり……。スレイはミクリオの真名をずっと前から知っていた、という要素は「幼馴染」以外にもあるかもしれないけど。ただの幼馴染だったら真名なんて教えないはずだし。
ライバルと書かれていたり、親友と書かれていたりするので、「幼馴染」が彼らの要素の全てではないですけど、少なくとも、スレイとミクリオという関係性の土台になっているのは幼馴染なんだろうなと思いました。物語を読むに連れて、「あれ、スレイとミクリオって、ただの幼馴染じゃないぞ……」って気づいていく楽しさがゼスティリアにはありますね。そんなのとっくに知ってた。

うーん……ジュミラの魂の結びつきはあまりにも強すぎるけど、イズチの魂の結びつきもあまりに強い……。
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category: TOZ・TOB(テイルズオブゼスティリア・ベルセリア)

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コメント

 

まとめその3おめでとう!

ミクリオいないとダメっぽい印象のスレイだけど、生活力自体はちゃんとあるんですよね(むしろアリーシャの方が無い。ロゼもなんか微妙っぽい)。導師の夜明けとかでその実力は発揮されています。
ミクリオも経験豊富な天族仲間相手だといかにも未熟な感じを出してますしね。
だから二人とも単独で何でもできるけど、スレイがミクリオに甘えてるせいで「スレイってミクリオがいなければ何も出来ない~」ってなっているんじゃないでしょうか?

もぐり #- | URL | 2018/06/11 00:16 | edit


テイフェスやら何やらで返信遅れてしまいすみませんでした…!いつもコメントありがとうございます!
そうなんですよね、一人暮らしが出来ている時点で「何もできない」わけがないんですけど、ミクリオに甘えているせいで何も出来ないとか言われてしまうんですよね……。甘えられる相手がいることってとてもいいことだと思いますし、スレイも安心できているんだろうなと思うんですけど、そこが曲解されてしまうのはスレイ好きとしては悲しいなあと思った次第でした……

星流 #- | URL | 2018/07/01 15:41 | edit


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